加算器

 加算処理を行う演算処理装置。論理回路による論理演算処理によって2つ以上の値同士の加算値を算出する。

半加算器

 2進数の同じ桁同士の演算をして、桁上がりは桁上げ出力によって出力する。

A,B…入力
C(Carry Out)…桁上がり出力
S(Sum)…出力




半加算器真理表

A B	C S
0 0	0 0
0 1	0 1
1 0	0 1
1 1	1 0






全加算器

 半加算器だけでは桁上がり値を含めた計算はできない。2進数の同じ桁同士と半加算器により桁上がり(Carry Out)してきた値とを半加算器を用いて演算処理する。

A,B…入力
C(Carry Out)…桁上がり出力
S(Sum)…出力
X…桁上がり入力




全加算器真理表

A B X	C S
0 0 0	0 0
0 0 1	0 1
0 1 0	0 1
0 1 1	1 0
1 0 0	0 1
1 0 1	1 0
1 1 0	1 0
1 1 1	1 1






複数ビットの加算器

 最小桁を半加算器、残る桁を全加算器で組み合わせることで複数ビットの桁上がり計算が可能になる。